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ADHD(注意欠陥・多動性障害) ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)

ADHDとアスペルガーの違いとは?併発することはある?

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ADHDは発達障害のひとつですが、発達障害には他にアスペルガーなどの自閉スペクトラム症などの障害もあります。自閉スペクトラム症やアスペルガーはコミュニケーションや対人関係の障害、こだわりなどが主な特徴です。ADHDとアスペルガーは違う特質がありますが、併発することもあります。

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ADHDとアスペルガーの特徴とは

ADHDとアスペルガーは互いに発達障害のひとつです。その症状は明らかに違っています。
ADHDとアスペルガーにはどんな特徴があるのか詳しく説明します。

ADHDの特徴とは

ADHDは多動性・衝動性・不注意の3つの特徴があります。

ADHDの多動性とは

多動性とは集中力がなく、落ち着いて座っていられない状態です。
子どもの場合は授業中の立ち歩きやおしゃべりが目立つなどの行動を取ることがあります。

ADHDの衝動性とは

ADHDは衝動的に行動してしまうことがあります。思ったことをすぐに口に出してしまったり、順番を待てなかったり、他の人のしていることを遮ってしまったりしてしまいます。

ADHDの不注意とは

集中力がないために話の途中や活動の間に違うことを考え出してしまいます。
興味あることに関しては集中力が見られることもありますが、忘れっぽく気が散りやすい傾向があります。忘れ物やケアレスミス、締め切りに間に合わないなどの特徴を示すことがあります。

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アスペルガーの特徴とは

アスペルガーはコミュニケーションの障害と対人関係の障害と限定された物事へのこだわりや興味の3つの症状があります。

文部科学省ではアスペルガー症候群を知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達を伴わないものとしています。知的に高い人も多く、アスペルガーの平均IQが110という報告もあります。

コミュニケーションの障害とは?

アスペルガーは言葉の遅れがないため会話をすることは可能です。
しかし、言葉の裏を読んだり、言い回しがわからなかったりして言葉をそのまま鵜呑みにすることがよくあります。相手の表情を読み取ることが苦手なために気持ちを読み取るのが難しい特徴があります。

対人関係の障害とは?

アスペルガーは空気を読むことが苦手で、自分勝手な言動をする傾向があります。
自分の言動による相手の影響を想像できないために自己中心的な行動に結びついてしまいますが、相手を傷つけようとは思ってはいません。

限定された物へのこだわり・興味

同じ行動することへのこだわりがあり、急な変化に対応できない特徴があります。しかし、アスペルガーの中にはこだわりが強いことによりそれが長所として特性が出る場合があります。

例えば、数字の羅列に興味がある場合、記憶力が著しく、全駅名を暗記している人がいます。集中力の高さにより人並み以上の才能を開花している人もいます。

感覚異常

3つの特徴の他に感覚異常がある場合があります。五感のどれかに通常では感じない敏感な反応を示し、そのために生活に支障がでます。感覚異常では個々によって様々な反応の仕方があります。

例えば、味覚異常では口にいれたものが砂のようにじゃりじゃりとした感覚になり、突き刺さるような感覚になる場合があります。

皮膚感覚の異常では体をきつく締めるようなものが着られない、チクチクしたものが苦手などあります。

視覚では光の反射が苦手だったり、時には細かい粒子のようなものが常に見えてしまったりなど定型発達ではありえない感覚があります。

音に関して敏感な場合は大きな音にびっくりする、音がどこから鳴っているのかわからない、小さい音も含めてすべての音が頭に入ってきてしまい人混みに行けないなどがよく報告されています。

協調運動の不得意

アスペルガーは体の動きがぎくしゃくしていることがあります。運動が不得意で球技が特に苦手なことが多く、不器用で道具の使用が難しかったり食べこぼしが目立ったりします。

体の動きをコントロールする協調と呼ばれる脳の機能が関係しており、さまざまな感覚を統合的に動かすことが難しいために学校の授業でつまずいてしまいます。

ADHDとアスペルガーの違いって?

アスペルガーには、以下の特徴がありますが、ADHDはそれほどでもありません。

  • コミュニケーションの障害
  • 社会性の障害
  • 想像力の障害
  • 感覚異常
  • 協調運動が不得意

ADHDもアスペルガーも過集中の傾向がありますが、ADHDは短く単発的です。ADHDは時間を守ることが難しいのに比べて、アスペルガーは決まりを守ることに固執することがあり、時間は守ります。

計画性ではADHDは場当たり的な行動を取りますが、アスペルガーは計画性があっても、臨機応変に対応することが難しいとされています。大きな点では状況判断でADHDは状況がわからないことが多く、アスペルガーは状況がよくわかっていることです。

しかし、こだわりや社会性の問題により、アスペルガーは通常適切とされているような考え方や対応ができません。感覚過敏に関して異常はあまりみられないのがADHDです。ただ、偏食傾向はADHDもアスペルガーもあります。

人付き合いに関しては大きな違いがあり、ADHDは人当たりが良いことが多いですがアスペルガーは極端な付き合いがあり、そもそも無関心なこともあります。しかし、アスペルガーにもタイプがわかれていて、積極的なかかわりを好んで持つタイプもいます。

行動面では飽きやすいADHDに対して、一定のやり方を固辞するこだわりをもつアスペルガーは特徴的な違いです。

ADHDとアスペルガーは併発するの?

医師による発達障害の診断では以前のDSM-ⅣではADHDとアスペルガーの一致した症状がある場合、アスペルガーの診断を優先としていました。しかし、DSM-5ではアスペルガーや高機能自閉症、自閉症の区別をつけず、自閉スペクトラム症とし、ADHDとの併存が可能となりました。

以前からADHDとアスペルガーの診断ではそれぞれ患者の特徴が大きく異なっていて、診断が年齢や医師により変化することが珍しくありません。ADHDとアスペルガーの違いはありますが、小さいうちは特に多動の部分が目立つこともあり、症状の区別がつきにくいことがあります。

ADHDと学習障害(LD)を併発することもあります。
割合としては学習障害(LD)との併発が多いとされています。

発達障害の共通点とは

ADHDとアスペルガーなどの学習障害の共通点は小さいころから症状が出ていることです。問題になっているのは「自己中心的な子」「わがままな子」「親のしつけができてない子」「人の話を聞かない」などの否定的な評価を受けてしまいがちな点です。

ADHDもアスペルガーも社会性に問題がありますが、どちらとも脳の機能障害で先天的な症状があります。治療方法はあるものの、完治することありません。

成人になってからの二次障害が問題視されていて、子どもの頃の支援がなされずに育ち、自己肯定感が低くなり生きづらさを感じながら過ごす人がいます。

ADHDとアスペルガーへの対応

早いうちにADHDやアスペルガーの診断を受け、その子に合った適切な対応をしていくことで苦手な部分を成長させ、また、得意分野を伸ばすこともできます。

サプリメントの服用や薬物療法・行動療法、ソーシャルスキルトレーング、ペアレントトレーニングなど専門的な治療が受けられることもあります。気になる点があれば早期に受診することが大切です。

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まとめ

ADHDとアスペルガーは違った特徴があります。しかし、ADHDとアスペルガーが併発することもあります。

年齢によって違う診断が下ることもありますが、どちらともその時の症状を理解し、適切な対応や支援、サポートを早期に行うことで行きづらさを改善できるようになります。

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