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遺伝子検査で発達障害を特定することは可能?出生前診断は?

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遺伝子検査 子供

遺伝子検査では、どのようなことが特定できるのでしょうか?遺伝子検査で発達障害の診断ができるか気になる方も多いでしょう。

特に、ご自身が発達障害である場合、お子さんが発達障害であるかは非常に関心が高いことではないでしょうか。遺伝子検査と発達障害の診断について詳しくご説明していきます。

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発達障害 336px

遺伝子検査とは?

遺伝子検査とは、その字のとおりヒトの遺伝子を検査することです。遺伝子検査は、ヒトの遺伝子を解析し、その人の体質や遺伝的に将来発症しやすい病気のリスクなどを調べます。

遺伝子検査に関する研究の進歩により、遺伝子検査の費用や時間はかなり少なくなってきています。中には、病院を受診せずに、インターネット上で申し込みをし検体を郵送して検査してもらえる遺伝子検査もあります。

ただ、郵送で検査できる遺伝子検査の内容には、制限があります。

発達障害の原因

発達障害と遺伝子検査の関連について解説する前に、発達障害の原因についてご説明しておきます。

発達障害は、先天的な脳機能の障害であり、大きく分けて下記の3つに分類することができます。

  1. 自閉症スペクトラム障害(ASD)
  2. 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
  3. 学習障害(LD)

発達障害は、原因が特定しづらい先天的障害の一つです。

遺伝要因

発達障害を発症するメカニズムについては、現在の医学ではすべて解明されていません。
ただ、発達障害を発症する原因の一つとして、遺伝的要因があるとされています。

発達障害の原因となる遺伝子は、一つではなく複数の遺伝子が関係していると推測されており、その原因となる遺伝子すべてを特定するのは、まだまだ時間がかかるでしょう。

環境要因

発達障害は、遺伝要因と環境要因があわさって発症するとされています。

一卵性双生児において、一人が発達障害である場合、もう一人が発達障害である可能性は高くなっていますが、100%ではないため、単に遺伝だけが原因とは言い切れず、その他の環境因子が関わって発症するであることが推測されます。

昔は、子供の発達障害は親の育て方が悪いせいだと言われ、発達障害の子供を持つ多くの親を苦しめてきました。しかし、発達障害は先天的な障害であることから、現在では親の育て方とは無関係であることが判っています。

発達障害の診断方法

発達障害については、まだまだ医学的に研究途上ではありますが、研究の進歩により、発達障害と診断される方は、昔より増えてきています。では、発達障害は、どのようにして診断が下されるのでしょうか。

発達障害の診断は難しい

発達障害は、その原因が特定できたいないため、その診断も難しくなっています。

発達障害は、先天的は疾患ではありますが、産まれてすぐの赤ちゃんが発達障害と診断されることはありません。子供が成長する過程で親が周囲の子供との違いを感じ、病院を受診して診断となります。

ただ、発達障害の多くは、集団生活をしてから気付くことが多く、保育園や幼稚園に通うようになってから、受診に至るケースも多いです。

また、学習障害については、小学校に入学し本格的な勉強が始まってから気付くことも多くあります。

発達障害は色々な検査で診断

発達障害は、一つの検査で簡単に診断が下されるものではありません。

子供が発達障害の可能性がある場合、専門的な医師の診察を受け、問診・行動観察・知能検査・心理検査などを経て、発達障害かどうかの診断が下されます。

中には、一度目の受診では発達障害と診断が下されず、数年後に再受診した時にはじめて発達障害と診断が下されるというケースもあります。

発達障害は、治療や療育をより早期に開始した方が、その成果が出やすいとされています。子供の様子に発達障害の症状に当てはまる点がある場合には、早めに専門家に相談してみることをおすすめします。

遺伝子検査で発達障害の特定は可能?

発達障害は、診断が難しい先天的な障害です。では、遺伝子検査において、発達障害と診断を下すことは、可能なのでしょうか。

子供の遺伝子検査

発達障害の原因となる遺伝子が特定されていない現在では、遺伝子検査において発達障害との診断を下すことはできません。

発達障害に関する遺伝子の研究は、世界レベルでも進められています。イギリスでは2014年に発達障害に関係がある電子が新たに12個特定されました。

今後も、発達障害と遺伝子の関係については、研究が進んでいくでしょうから、将来的には、遺伝子検査で発達障害と診断が下される日が来るかもしれません。

胎児の出生前診断

子供の遺伝子検査同様に、胎児の出生前診断で、発達障害と診断を下すことはできません。

出生前診断といっても様々な検査があります。出生前診断では、様々な検査を通して胎児の先天的な疾患や染色体異常を調べます。

出生前診断は、胎児が先天的な疾患や染色体異常があった場合、親が育てるにあたって心の準備を含めて様々な準備をすることができるように行われるものです。

ただ、出生前診断は、中絶を促すのではという倫理面の問題も残っており、現在では誰でも受けることができる訳ではなく、母胎の年齢や健康状態などの条件をクリアする場合のみの診断となっています。

発達障害の子供が産まれてくる可能性に備えること

子供を出産し、育てるということは、色々なことを背負うことになります。

どんな親であっても産まれてくる子供が、必ず健康で通常発達とは限りません。だれでも、発達障害の子供の親になる可能性があります。

現在の医学では発達障害の原因は特定されて居ませんので、遺伝子検査で診断することはできません。

私たちが今できる最善の策は、発達障害の子供が生まれる可能性に備えるということでしょう。

発達障害への知識を深める

発達障害については、以前と比べて認知度が上がってきていますが、まだまだ症状や原因について誤った認識を持っている人が多くなっています。

発達障害についての知識を深めていくことが大切です。発達障害は、先天的な障害のため完治することがありません。

大人になっても発達障害に苦しんでいる方は多くいます。発達障害についての知識を深めることは、決してマイナスにならないでしょう。

早期の診断が重要

発達障害は、完治することはありませんが、治療や療育を続けることで、症状を目立ちにくくすることは可能です。

また、早期に発達障害と診断を受け、治療や療育を開始した方が、学校生活や社会生活が始まった時に困難な状況に陥りにくいとされています。

お子さんが発達障害である可能性が高い場合には、小さい頃からお子さんの様子をよく観察して、お子さんの様子に気になる点がみられる場合には、できるだけ早く医師や専門家に相談するようにしてください。

まとめ

遺伝子検査は、現代の医学においては、まだまだ研究段階であり、広く実用化されるのは先になるでしょう。

発達障害についても、遺伝子検査でお腹にいる時点または乳幼児期に診断が下されれば、早期治療に取りかかることができますが、現在ではそれは不可能です。

お子さんが発達障害の可能性がある場合には、子供の様子を注意深く観察して、できるだけ早く対策をとれるようにしてください。

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