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子どもの発達障害|基本から理解したい人のためのブログ

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

もしかしてうちの子どもADHDなの?育てにくさには理由があった!

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ADHD 子供

落ち着かない、すぐに手が出る、興味が散漫する、ボーとしているなど生活をしている中で気になる行動をとることがあるとき、どう捉えますか?

注意してもいうことが聞けず、育てにくさを感じる子どもの中にはADHDという障害を持っている場合があります。ADHDとはどういった障害なのでしょうか?ADHDの特性と現状をご紹介します。

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発達障害 336px

生まれつきのものだった?ADHDとは何?

発達障害とは自閉症スペクトラム障害・学習障害・ADHDなどの障害で、その症状が低年齢において発現するとされています。

これらの発達障害でどれにあたるのか診断することがはっきりできない場合があり、それらの障害が少しずつ重なって出現していることもあります。

また、年齢によって症状が違うこともあり、診断名が変わっていくことも珍しくはありません。

ADHDは発達障害のひとつで、Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder:ADHDと表記され、日本語では「注意欠陥/多動性障害」と呼ばれています。

ADHDは「不注意」「多動性」「衝動性」があり、そのうちのいくつかを示す行動障害です。
不注意優性型、多動性-衝動性優性型と両方を持つ混合型の3つのタイプがあります。

この障害が一般的に知られる前は、「落ち着かない子」「約束が守れない子」「いうことが聞けない子」というレッテルを貼られがちで、家庭のしつけの問題として片付けられてしまうこともありましたが、「のび太ジャイアン症候群」という言葉をきっかけに、ADHDが広く知られるようになりました。

  • のび太のようなボーとしていている状態が「不注意」
  • ジャイアンのようにじっとはせずに衝動的に行動を起こす「衝動性」「多動性」

という説明だと症状がわかりやすくなります。

ただし、行動面は参考にする程度で、ADHDは行動面の障害のため、アニメのように友達を思いあって、協力していろいろな困難に立ち向かう「のび太やジャイアンたちのような状態ではない」と思った方が良いでしょう。

ADHDは知的な遅れを伴う場合とまったく知的に問題がない場合があります。発現したり、発覚したりするのは生後ですが、生まれつき持っている障害で、低年齢からの適切なサポートが必要とされています。

参考ADHDは年齢によって症状が変わるの?各年齢における特徴は?

いつ障害とされたの?ADHDの歴史

1902年、イギリスの小児科医スティルが「道徳的統制の欠陥」を特徴とする障害を「スティル氏病」として記述したことがADHDに関しての初めての記録です。「道徳的統制の欠陥」とは脳損傷や遺伝や環境によるものとしていました。

それからしばらくは脳のどこかに微細な傷があるために注意ができない・集中力が続かない・衝動コントロールがきかないと考えられるようになりました。脳炎後に落ち着きのなさが出てくる症例があり、多動と脳損傷との関係は深いと考える研究者が多くいました。

そのために妊娠中における脳損傷やウイルス感染などの関係も深いと考えられ、微細な脳の損傷が脳の中枢神経系の機能障害のため、多動などの問題を引き起こすとして、「微細脳損傷:MBD」と呼ばれるようになりました。

1972年カナダの心理学者ヴァージニア・ダグラスは多動よりも注意が持続しない・衝動のコントロールがきかないという欠陥の法が重要ではないかと指摘しました。

1980年、「注意欠陥障害:ADD」という呼び名になり、「不注意・多動」に「衝動的」が加えられ、1887年に「注意欠陥/多動性障害:ADHD」と名称変更されました。

脳の微細な欠陥が原因?現代での考え方とは

過去、目に見えないようなわずかな傷が脳にあるためにADHDの症状が出るとされていましたが、研究が進むにつれ、遺伝要因の関与や神経伝達物質のドーパミンの欠如などが指摘されるようになりました。

未だにはっきりとした理由はわかってはいませんが、ADHDの原因は前頭葉にあるとされています。

脳の前頭葉の働きはとてもコミュニケーションをとる時に重要とされていて、思考や想像をつかさどる最高中枢とされています。人間の行動の司令塔となる場所で情動的な部分・意欲などを担っている大事な場所です。

前頭葉の発育に問題があると怒りのコントロールができなかったり、何かを思い浮かべることができなかったりします。この司令塔の機能がうまくいかずにいる状態がADHDにはあるとされています。

このほかに神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンの働きが不足しているのではないかとされています。この神経伝達物質が機能しないので、不注意や多動という症状が出ていると考えられています。

参考ADHDは治せる? 注意欠陥多動性障害の気になる治療の方法とは

子どもがADHDかなと思ったら?ADHDの診断基準とは

ADHDの診断はアメリカ精神医学会での診断基準DSM-IV-TRで示されています。
要約すると以下のようになります。

  1. 注意を継続することが難しい
  2. 指示に従えず、課題をうまく進められない
  3. 外部刺激によって注意力散漫になりやすい
  4. 人の話をしっかり聞けない
  5. 継続的に作業が行えない
  6. 生活の中でいろいろと忘れてしまうことが多い
  7. 仕事などでやるべきことを忘れてしまう
  8. 細かい注意ができず、ケアレスミスが多くなる
  9. 行動などで計画立てて整理できない

ADHDの疑いがある場合は専門家に受診をして、発達検査などを経て、診断してもらう必要があります。

詳しくは「どんな行動をする?ADHD(注意欠陥多動性障害)の診断基準について」をご覧ください。

男の子が多い?ADHDの割合について

ADHDの人の割合はどのくらいで、そのうちの男女差はいかほどあるのでしょうか。

イギリスでは3~9%の割合となっています。
日本では6歳から15歳で2.5%の子どもがADHDの疑いがあるとされています。

一方、アメリカでの統計で4歳から17歳の約11%がADHDと診断されており、男の子が13.2%、女の子が5.6%の割合になっています。

日本でも同様に男の子の方が2倍近くも多くいるとされていて、男の子は多動や衝動性が強く、女の子は注意性が強く出る子が多いです。

ADHDは治る?サポートを受ける大切さ

adhd 支援

以前は知的障害のある人の法律だけで、発達障害の法律はありませんでした。
平成になってから「発達障害者支援法」が施行されました。

自閉症スペクトラム障害(自閉症・アスペルガーなど)や学習障害、ADHDなどを「発達障害」として、障害の特徴に応じた支援を国などが行おうとする法律です。

ADHDの子どもたちは知的に問題がないことも多く、会話がある程度成り立つことで、その障害に気づかれないことが多々ありました。

授業中に椅子から立ち上がってしまったり、おしゃべりが止らなかったりする多動傾向の強い子は周りからすると迷惑でしかない状態で、教師などからの理解がないことで単なる問題児扱いしかされず、適切な支援が受けられない場合がありました。

ADHDは治るものではありませんが、その症状に合わせたサポートをしていくことで症状が目立たなくなり、社会性が育つと言われています。

発達障害があったとしても、自分自身の個性として理解し行動することができるようになる人もいます。また、一般社会で周りの人とうまく付き合って、活躍している人もいます。

しかし、小学校高学年以降に反抗挑戦性障害、行為障害、成人後の反社会的人格障害になる可能性があるとされ、周囲の理解がない環境で育つ二次障害が問題とされています。

子どものadhdまとめ

法律の整備とともに支援施設の充実化や教育機関のサポートでADHDの子どもの生きづらさを解消できるようになりつつあります。また、周囲の理解を得ることで、より良い方向への成長に導くことができ、症状が目立たなくなることもあります。

落ち着きのなさや衝動的な行動、注意力のなさなどで、もしかしたらADHDかもしれないと思ったら、学校や幼稚園・保育園、地方自治体の相談センターなど育児相談することができます。

育てにくさは家庭のしつけの問題ではありません。ひとりで悩まず、話を聞いてもらうことで、対応策が見つかるかもしれません。

そのほかに、集中力を高めるサプリメントをお子様に飲ませる親御さんも増えています。集中力が高まれば不注意や多動症の症状も改善され学校生活での困難さが軽減されますね。

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